2回会社を辞めて転職してるけど、両方とも良かったと思っているよ

僕は32歳にして、2度の転職を経験しています。一社目は1年8ヶ月、二社目は2年(休職期間含めるので実質は1年9ヶ月)で退職してます。

我ながら堪え性が無いなぁと思ってしまいますね。

ですが、僕はこの2回の転職を全く後悔していませんし、むしろ我慢しないで会社を辞めて本当に良かったと思っています。

それに、転職したことで初めて見えてくる美しい景色というものもあるのですよ。

最近では以前ほど「転職=悪」という考えはだいぶ減っているように感じますが、まだ転職にマイナスイメージを持っている人がいることもまた事実です。

でも、転職に否定的な人というのはその人自身が転職を経験していないことがほとんどなんですね。実際に僕の転職のことをあまり良く思っていない友人がいるのですが、彼も新卒から入社した会社でずっと頑張ってきている人の一人です。

人間というのは自分が経験したことが無いことに対しては否定的になる傾向が多いです。逆に自分が経験してきたことを肯定したがる習性があるのです。

だからこそ、転職をしたことが無い人は転職を良く思いませんし、同じ会社に長く勤務している自分を肯定するために「転職する奴は我慢が足りない」などと言ったりするのです。

逆に転職経験者が転職のことを悪く言うのは僕は見たことがありません。もちろん、僕自身も転職には肯定の意見を持っています。

まぁ、僕自身が2回転職して両方ともその後の人生が好転したので当たり前といえば当たり前なのですが。

この記事では僕が個人的に転職して良かったと言える理由についてご紹介していきたいと思います。

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転職して良かったと思う理由

生活リズムが大きく改善された

これは、僕が一社目を辞めたときの話になります。僕が新卒で入社した会社は食品製造会社で工場勤務をしていました。

この会社では2週間ごとに夜勤と日勤が入れ替わるという生活リズムでした。

夜勤から日勤に切り替わるときは


土曜の夜22時に出勤

日曜の朝10時に退勤

月曜の朝4時に出勤

なんてこともありました。日曜の朝に帰ってきて、疲れ果てて寝て。起きたら夕方の5時頃、翌日朝一で出勤なのでご飯食べてまた寝る。これが週末の過ごし方。これではやりたいこともできやしません。

そして、不規則な生活のため、体も太っていきました。いいことがありません。

当時僕は学生の頃から趣味でやっていたトライアスロンを再開したかったのですが、そのための時間なんて作れませんでした。

それが転職することで解消され、日勤のみの仕事になり土日もしっかり休める環境になったので、転職して本当に良かったと思っています。

結果的に健康的な生活リズムを取り戻し、趣味のトライアスロンも再開できました。

「仕事が怖い」から「仕事が楽しい」になった

これは二社目のIT企業の話になります。転職して1年ぐらいは恵まれた環境で仕事ができていたので満足していたのですが、1年ぐらい経った頃から当時社内恋愛していたメンヘラ彼女の影響と部署異動による環境の悪化によって僕の精神はぼろぼろになりました(詳細はプロフィールをご参照ください)。

この時はとにかく毎日がつらかった….

会社のメンバーと顔を合わせるだけで動悸がしました。そして、いつしか「仕事が怖い…」と思うようになったのです。

それが2度目の転職によって今の会社に入ったことで大きく気持ちが変わりました。

今の会社ではみんなが優しいです。仕事も丁寧に教えてくれますし、ミスをしても決して叱責されません。なんでミスが起きたのかをその場で教えてくれて、「大丈夫だよ」と声を掛けてくれるんですよ。

そんな環境ですから、今では「会社に行きたくない」という気持ちが起きなくなりました。むしろ、仕事が楽しいと感じるようになってきました。

元々仕事というのは充実感を得られる素晴らしいものなんです。だから仕事が辛いっていうのはおかしなことなんです。

それを再認識できるようになったので、本当に転職してよかったと思っています。

謙虚な気持ちになれた

誰しも初めて入社した会社では謙虚な姿勢で何事にも取り組んでいたと思います。

ですが、年数を重ねていくうちに自身に何かの権利や地位を与えられることで段々と傲慢になっていってしまうんですよね。

これは仕事を頑張っていくうちに自信が付いてきたことの裏腹なので、決して悪いことでは無いのですが、どうしてもかつての謙虚な姿勢というものは無くなりがちです。

だから、他人に対して強い言葉を吐いてしまったり、弱い立場にいる人の気持ちが見えづらくなってしまったりします。

結果として自分でも気づかない内に嫌な人間になってしまうことがあるんですね。

しかし、転職をすると過去にどんな大きな仕事を任されていたとしても、基本的には新人としてゼロからのスタートです。

今までは自分が引っ張る立場だったのに、転職することで指示される側の人間になります。すると、大なり小なり誰でもプライドが打ち砕かれるような思いをすることになります。

そして、その時初めて、自分という人間がいかに前の会社内の立場に支えられていたのか、どれだけ自分は弱い人間なのかを知るのです。

プライドを砕かれる経験によって、謙虚な気持ちを取り戻せたのは転職して良かった思える理由のひとつです。

人生の視野が大きくなった

そして、一番大きな理由がこれです。

小学生→中学生→高校生→大学生→社会人

と大きな失敗も無く、人生を送ってくるとどうしても固定概念に縛られて視野は狭くなりがちです。

例えば

「良い会社に就職できなかったら人生おしまいだ…」
「今の会社を辞めたら俺はもうどこも行く場所がない…」
「転職は人生で3回しかできないらしいから、今は我慢しないと…」

なんて具合です。

でも、実際そんなことは無いんです。別にひとつの会社に固執する必要なんて全く無いし、転職なんて何回してもいいし、他の場所にもあなたの居場所なんて無限にあります。

僕は2度の転職を経験することで、転職することの恐怖感が無くなりました。

ひとつひとつの会社で環境や人は全然違います。転職は当たり前のことだし、仕事がつらくなってきたらそれはきっと環境のせいだから、別の環境にいけばいいのです。

その思いが心の余裕を生んでくれ、人生の豊かさを得ました

もし、転職せずに我慢していたら…

もし、僕が転職せずに前の会社にい続けていたらどうなっていたのだろう…

少なくとも今の充実感や幸せは無かったと思います。

1社目の食品会社を辞めてなかったら今でも不規則な生活が続いていて、とても幸せな状態にはなっていなかったと思います。

2社目のIT企業を辞めていなかったらうつ病、人間不信になって二度と働けない体になっていたかもしれない…

そう思うとぞっとしますよ。

嫌な会社で我慢することにいいことなんてないんだなぁ….

まとめ

2度の転職の経験の中で良かったと思ったことをまとめてみました。

もし、今の会社が苦痛で苦痛で仕方が無い人がいたら、我慢せずに転職を考えてみたらどうでしょうか。

もちろん、やたらめったら転職することを勧められるものではありませんが、環境を変えることで初めて見えてくる美しい景色もあるものです。

ここまで読んでくれたあなたが今後より良い人生を歩むことを心から応援しています!

 
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