- 毎日の仕事が嫌で嫌で仕方がないという人
- できることなら明日にでも退職届を出してしまいたい人
今の時代珍しくないと思います。
会社員として毎日勤務しているとどうしても窮屈な思いをしたり、イライラしてしまうこともあるものですからね。
愚痴のひとつも言いたくなるでしょう。
誰しもが仕事に対してネガティブな気持ちになるときは当然あるのです。人間なのだから…
しかし、仕事に対して不満があるのにそれを変えようとせずにただ我慢したり、愚痴を言うだけではいけませんよね。
みんな知っているんです。ただ我慢したりグチグチ言ったって現状は何も変わらないなんてことは…
今の環境に何かしらの不満があるのならば、自ら何かしらのアクションを起こす必要があるのです。
しかし、そのことを理解しているのにも関わらず動けない人がとても多いのです。
まぁ、こんな記事を書いている僕もそのタイプなんであまり偉そうなことは言えないんですけどね。
この記事ではそんな、
- 仕事の不満を解決するためには自分が行動しないといけない理由
- それを分かっていても動けない理由
- 少しでも行動できるようになるコツ
をお伝えできればなと思います。
目次
不満を解消するためには自分が行動しないといけない理由
まずは不満解消のためには自分から行動しないといけない理由を見ていきましょう。
会社・上司は社員・部下のためには動かないから
第一に会社・上司は社員・部下のために動いてはくれないからです。
会社は事業存続のために利益を追求し続ける必要があります。そして従業員には仕事を頑張ってもらいたいと思っています。
また、上司としても部の成績を上げることにいっぱいいっぱいです。当然部下には仕事を頑張ってもらいたいと思っています。
会社には会社の都合があり、上司には上司の考えがあるわけです。
みなさんが思っているほど、会社は僕たちサラリーマンのことを大事にはしてくれないのです。
厳密にいえばそこまで目を届かせるのは不可能なのです。
会社やチーム存続のためにもどうしても自分たちの都合を優先せざるを得ないこともあり、社員や部下を最優先することなんてできないんですよ。
逆に社員を常に最優先していたらそれこそ会社が成り立ちませんから。
とはいえ会社や上司もある程度は働きやすい環境を整えるように日々頑張ってくれているはずなんです。
しかし、それでも社員100人中100人全員を満足させることなんてできるわけがありません。
世界中のどこを見ても不満が無い人100%なんて会社はありはしないのです。
我慢しても現状は変わらないから
第二に不満というのは我慢していたら勝手に無くなるというものではないということです。
- どうしても反りの合わない同僚がいる
- 休みが少なすぎてやりたいことがやれない
- 給料が安くて満足できない
よくあるサラリーマンの不満です。
こんな不満はどうにか解消してしまいたいですよね。
さて、この不満の解消を他人任せにしてしまっている人が結構いるんですよ。
「あの気に食わない同僚、さっさと辞めねぇかな…」
「休み増えねぇかな…」
「会社は賃上げしろよ…」
みたいに。
その気持ち良く分かります。
しかし、こういう思いも自分の中に秘めているだけでは現実は変わってはくれません。
我々一般リーマンは何か変わることを待っているだけでは不満の解消もしようもないのです。
自らアクションを起こす以外ないのです。
具体的には
- 気にいらない同僚がいるなら、上司に駆けよって配置転換を提案する
- 休みが欲しいなら、休みが多い会社に転職する
- 給料が上がらないなら、資格を取って転職する。あるいは副業する
とか。
会社や周りの人が変わるのを待っているだけでは何も起こりません。
自分自身のための人生だから
そして、自分が行動しないといけない何よりの理由は自分の人生は自分自身のためのものだからです。
僕たちは会社のために生きているのではありません。
うまく生きていくために会社という組織を利用しているに過ぎません。
そのはずなのにいつの間にか、組織や他人の言う通りにし過ぎてしまい、自分自身の人生を見失ってしまうことがあります。
他人はどこまでいっても他人です。
自分を大切にできるのは自分自身だけなのです。
だから、そんな自分の不満を解消するためには自分のことを一番知っている自分自身で変えていくしかないんですね。
分かっているのに現状を変えられない理由
と、ここまで現状を打開するためには他人頼りではなく、自ら行動を起こす必要があるというお話でした。
つらつらと書いてきましたが、既にそんなことは理解されているという人も多いと思います。
みんな分かっているんです。
分かっているけど、そんな現状を変えられない。
そんな理由を見ていきましょう。
人間には現状維持バイアスがあるから
一番大きな理由が、人間には現状維持バイアスがあるということです。
現状維持バイアスというのは簡単に言うと、このまま変化せずに今のままでいるのがベストだと考えてしまう深層心理のことです。
- 会社に不満はあるけど、転職して環境が変わったらうまくやれるか分からない
- 新しいコミュニティに入ってみたいけど、うまく馴染めるか心配
こういった不安を感じてしまうのは、現状維持バイアスにかかってしまっているからです。
たしかに変化しないというのはとても楽なんですよ。
変化の不安＞現状の不満
という図式が無意識のうちに出来上がってしまっているのです。
だから、多くの人は不満がありつつも現状をキープし続けてしまいがちなんですね。
周りの視線が気になるから
それに新しい試みをしてみることにストップをかけてしまうのは自分自身の心だけではありません。
周りの人たちの影響なんかもあります。
自分自身は転職して新しい環境にいく決心は着いているけど、家族や恋人に反対されて動けない。
友人から変な目で見られるのがなんか嫌だ。
みたいにね。
人間不思議なもので、自分に近しい人ほど今のままでいて欲しいと思ってしまうものなんですよ。
この記事を読んでくれているあなたもそうなのではないでしょうか？
恋人や家族が転職したいと言っていたとしても、応援したい気持ちはありつつ心のどこかでは今のままでいて欲しいと思っていると思うんです。
それは他人に対しても現状維持バイアスが働いているからです。
「友達の仕事が変わると友達の価値観が変わって自分と合わなくなってしまうかもしれない」
「今の仕事をしている恋人が好きだから、今のままでいて欲しい」
とかね。
近しい人ほど、その変化が自分の生活にも影響してくるのでね。
その逆で、自分が変化しようとしていることに対して周りの人たちは不安になってしまうものなのですよ。
そんな周りの目もあって、なかなか行動できなかったりもします。
何より面倒くさいから
そして、何より新しい試みはなんといっても面倒くさいのです。
上司に駆けよって話をするのも面倒くさい。
転職サイトに登録するのも色々手続きが必要で面倒くさい。
履歴書や職務経歴書も準備なんていうまでもなく大変。
変化が怖い、周りの目が気になる、そもそも面倒くさいなど様々な理由が重なって、人は思うように動けないものなんですよね。
少しでも行動できるようになるコツ
色々な理由があって、嫌な状況を打破するための行動ってなかなかできないんですよね。
しかし、それでは何も変わりません。
少しでも、現状を変えるための行動ができるようになるコツを見ていきましょう。
まずはほんのちょっとだけ動くことを意識する
まずは、ほんのちょっとだけ動いてみるということです。
現状を変えるための腰が重いのは、やること考えることが多すぎるからです。
「あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ、あーあとあんなこともしなくちゃいけないなー」
なーんてことになるから、
「あーもう嫌だ、面倒だからこのままでいっか！」
となってしまうわけですな。
そこで意識したいのが、やるべきことを細かく分解して行動するということ！
例えば職務経歴書を書くではなく、まずは職務経歴書のフォーマットをダウンロードする。
とね。
ただ、ファイルをダウンロードするだけならそんなに億劫にはなりません。
ダウンロードができたら、今日の作業はそれで終わり！
次の日に名前と日付を書く。そんでこの日の作業は終わり！
さらに次の日…
そんなに風にひとつのやるべきことを細かく分解して毎日ちょっとずつ手を動かしてみる。
そうすると案外面倒なことにも手を付けられるものですよ。
誰かに真剣に相談してみる
また、新しい試みをしようとしていることを誰かに相談してみるということも良いことです。
重要なのは真剣に話をするということです。
真剣に話せば相談相手も真面目に聞いてくれるものです。
話すことで自分の心が整理されて、実際に何に不満があるのかが洗い出しできたりします。
また、相談の中で自分のやりたいことを口にすることで、よりやろうという前向き気持ちが高まるのですよ。
新しい試みには近しい人の理解や協力は絶対に必要です。
どうしても変えたい現状があるならば、大切な人にこそ一度真剣に話してみましょう。
自分自身のために生きることを意識してみる
そして一番大切なこと。
それは自分の人生は誰のためでもなく自分自身のものであると意識することです。
僕たちは会社の上司を喜ばせるために仕事をしているわけではありません。
誰かに評価されるために生きているのではないのです。
周りの目を気にする必要なんてありません。
自分の人生に責任を取れるのは自分自身だけなのです。
他人任せで不満を解消しようとするのは自分自身の人生に対して不誠実ですし、自分に失礼です。
是非ともみなさんには自分の気持ちを大切にして、ちょこっとでも新しいチャレンジをしてもらいたい。
まとめ
会社という組織で働いている以上、すべてが理想通りという訳にはいきません。
会社をまとめるための規則やルールがありますからね。
また、どうしても色々な人と仕事をする中で気に食わないことが出てきてしまうでしょう。
それ自体は当然なことなのです。
ただ、その嫌な環境が耐えられないのであれば、やはり何からしらの変化が必要です。
そして変化というのはただ待っているだけでは訪れません。
自分の人生、自分の仕事は自分で良くしていくしかないのです。
そのためには、自分自身に対して主導権を持って意見を発信したり、行動することが大切なんですね。
我慢することが偉い人ではなく、我慢しない環境を作るのが偉い人なんですよ。
みなさんが少しでも自分の力で前に進めるように応援しています！
ここまで読んでくれたあなたが今後より良い人生を歩むことを心から応援しています！
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