適応障害やうつ病で会社を休職していたり、仕事がうまくいっていないと自分が惨めに思えてきて誰にも会いたくなくなるときがあります。
僕もそうでした。何もしていない情けない自分や弱い自分を誰にも見せたくなくて一人でいたいと思ってしまうんですよね。
しかし、そんな僕にもありがたいことに遊びに誘ってくれる学生時代の友人たちがいました。
僕が休職し始めて間もない頃は変なプライドがあって、彼らに会うことに少し抵抗を感じていたのですが、せっかく誘ってくれているので遊びに出かけるようにしました。
そして実際に会って感じるのが、やっぱり友人は大切にすべきだなということです。
逆に仕事の仲間というのは、適当でいいんだと思います。
今回はそんな大切にすべき“友人”と適当で良い“仲間”について記事を書いてみました。
目次
“友人”の意味と”仲間”との違い
僕の言う友人とは、「人間性の付き合いをしている」人のことです。僕にとって友人と呼べるのはほとんどが学生時代に仲良くなった人たちです。
・気が会うから
・笑いのツボが同じで一緒にいると楽しいから
・趣味が一緒だから
・なんか面白くて尊敬できるから
そこには複雑な利害関係はありません。単純にその人の人間性そのものが好きだから付き合いをしています。
反対に「利害関係のある付き合いをしている」人のことを僕は仲間と呼ぶようにしています。
社会人になり、会社に入ってからもそれなりに仲の良い人は出てくると思います。ただし仕事の関係だとどんなに仲が良くても、そこには多かれ少なかれ利害関係が存在します。
・この人と仲良くしておけば社内での仕事が円滑にやれそうだ
・会社のことを良く知ってて色々な情報が貰えそうだから仲良くしておこう
・あの人との付き合いは大きな金の臭いがする…!
仲間というのはこのような関係性です。その人そのものが好き、というわけではないことが多いです。
“仲間”は死守すべき関係では無い
“仲間”の関係だと、どちらかが転職したり退職したりして仕事から離れるとすぐに疎遠になるものです。一緒にいるメリットが無くなり、付き合う意味が無くなるからです。
結構脆い関係なんですよ。もちろん最低限の付き合いはするべきです。しかし、無理してまでこの関係は大切にすることは無いと思うのです。
僕自身の今までの“仲間”との関係性を少しお話したいと思います。
新卒で入社した会社、僕が転職すると付き合いゼロ
僕は新卒で入社したを1年8ヶ月勤務してから転職しております。
労働環境が厳しいところでしたので、その分だけ社員同士の仲が非常に良かったです。会社の仲間たちと毎日楽しくすごしていました。
では、その仲の良い仲間たちと現在交流があるか?
ありません!現在、そんな彼らとの付き合いゼロです!
転職間もない頃こそは、まだ仲間意識が少し残っていて連絡を取り合うこともあったのですが、2,3ヶ月もしない内に疎遠になりました。
やはり仕事を一緒に頑張っていた人たちとは仕事が離れると関係が崩れてしまうんですよ。
こういった例は僕だけではありません。僕の兄も何度か職場を変えているのですが、やはりその度に前の職場のメンバーとは距離が遠くなっています。
次の会社、僕が休職すると付き合いゼロ
僕はIT系の会社で適応障害になり休職しました。このとき、やはり会社のメンバーとの付き合いは無くなりました。
単純に僕が仕事を離れているので、会社のメンバーからしても僕と会うメリットは無いわけです。また、僕も仕事の話なんてしたくないので彼らと会う理由がありません。
もちろん、僕が仕事を頑張っていたときには頼りにしてくれていたし、僕も仲良くしていた人たちですよ。
結局退職したわけですが、変わらず付き合いはゼロですね。
共通の目的があるのが仲間
結局のところ仲間というのは、仕事という共通の目的があるから一緒に楽しく仲良くいられる関係性だったりします。
ですから、その共通の目的が無くなったとき、疎遠になってしまうんです。
だから”仲間”という関係はそこまでして死守するべきものではないと思うんですよ。
友人を大切にするべきだと思った理由
一方で「友人」はいつまでも大切にするべき関係だと思います。自分の地位や仕事に関係なしに気兼ねなく一緒にいられる存在は本当に貴重です。
利害関係がない。それ故に気を使わない。だから心地よい!
友人関係にはお互いの付き合いに損得勘定が存在しません。
友人にとっては僕が働いていようが休職していようが無職だろうが関係ないんですよ。
だってそれで自分自身に利害があるわけではないんだから!
それ故に本音が出ます。僕がうつ状態で休職していることを伝えたときも
クズめ(ネタで言っています笑)
おいおいマジかよ!最高じゃねーか!
よおニート野郎!
と僕の心配をする様子なんて彼らには一切ありません(笑)。
しかし、僕にはそれが今の自分を受け入れてくれているようでとても心地よいのです!
これが仮に会社の仲間と話をしたならば
心配しています。早く戻れるようにしっかり治してね!
元気になったらまた一緒に頑張りましょう!
と親切な声をかけてくれるでしょう。
それは僕が職場に戻ることで彼らのメリットになるからです。
でも逆にその言葉で今の自分が人に心配されるようなダメな状態なんだなぁと改めて考えてしまいます。
だから、僕にはこのような親切がすごく気持ち悪く感じてしまうのです。
一方で、友人は自分がどんな状態であろうと心地よい関係性を続けられる。それは本当にありがたいことです。
学校卒業後でも付き合いが続く
仲間は共通の目的があってこそ成り立つ関係性です。ですから、職場が変わったりするとすぐに関係は崩れてしまいます。
しかし、友人の場合は決してそんなことはありません。そもそもが何か目的があって一緒にいるわけではないですからね!
高校を卒業してから7年と8ヶ月
大学を卒業してから3年と8ヶ月
の時が過ぎていますが、今だに僕は彼らと変わらない付き合いが続いています。もはや財産です。
理屈抜きで一緒にいられるのが友人
そんなこんなで、理屈抜きで一緒にいられるのが友人です。
社会人となり働き始めると、どうしても利害関係の付き合いが主になってきます。
ですから、貴重な友人との付き合いはいつまでも大切にするべきだと思うんです。
働いているときはこんなことは考えもしなかったのですが、休職し会社から離れることで大切なものが見えるようになってきた気がします。
社会人になってからも友人はできる
社会人からの付き合いはどうしても利害関係が絡むことが多いです。
しかし、もちろん社会人になってからでも人間性の付き合いの友人はできます。
社会人サークルや友達の紹介を通して、新しく心地よい関係を築いている人は世の中たくさんいます。
むしろ学生時代よりも社会人になってからできた友達の数の方が多い人もいるみたいです。
旧友を大切にすることはもちろん、これからのひとつひとつの出会いも大切にしていきたいものですなぁ。
まとめ
僕は休職中の期間を通して、友人の存在のありがたさを改めて感じてることができました。
仕事で繋がっている関係は案外脆いものです。しかし、理屈抜きで一緒にいられる友人は自分がどうなろうがいつまでも一緒にいられます。
だから、僕にとって友人は大切にするべき存在なんですね。
あなたにとっては友人はどんな存在でしょうか!
きっとあなたも友人といるときは心地よいでしょう!
たまには普段会わない昔の友達と連絡を取ってみるのもよいかもしれませんね!
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