嫌なことから逃げた先には幸せがあるものですよ

僕たちが住んでいる日本社会では、「嫌なことから逃げることは悪いことだ」という考えが深く根付いています。

「嫌なことから逃げてばかりいたら幸せになれないぞ」
「そんな根性無しじゃ、どこにいっても通用しないよ」

なーんてことを言われたことがある人、結構いると思います。

でも本当にそうなんですかね。

少なくとも僕は“逃げること賛成派”の人間です。

実際に僕は学生時代から嫌なことからはとことん逃げて生きてきました。

最近は大して将来の見通しも立っていないのに嫌な仕事を辞めました。

それで、僕は不幸なのか?そんなことはありません、わりと幸せです。

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なぜ逃げずに頑張ることが美徳とされているのか

日本ほど我慢するのが美徳とされている国は世界では珍しいそうです。

なぜ、日本では逃げずに立ち向かうことが美徳とされているんでしょうかね。僕はその原因が第二次世界大戦時代の統治の仕方にあったと考えています。

1939年から1945年まで日本は大戦争の真っ盛りでした。そのときの生活っぷりを祖父母に聞いたり本を読んだりして知っている人も多いのではないでしょうか。

とにかく「お国のために自分を犠牲にしろ」という精神でした。

否応なしに若者は戦力として引っ張られる。そして、中には死ぬこと前提で特攻させられる人もいた。

このときに「逃げずに戦うことは素晴らしいことだ」という文化が日本に根付いたのでしょう。それと同時に「逃げる人間は情けないやつ」という風潮ができあがった。

戦争は日本の敗北で終わりを迎えたわけですが、この文化は消えなかった。

自分を犠牲にして我慢して生活してきた親が子供にも同じように教育するのは当然のことです。

だから、戦争時代が終わっても「我慢することは美徳」という文化は親から子供に引き継がれ、今でも強く残っているのでしょう。

これは僕の予想に過ぎませんが、大方間違ってはいないと思います。

ちなみにこの文化は会社にとっては非常に都合の良いものなんですよね。

会社を辞めることが悪だという風潮のおかげで社員が逃げずに頑張ってくれますからね。僕が会社の経営者だとしたら、安月給できつい仕事でも社員が辞めないならうはうはですよ。

我慢するのが美徳だから、過労死なんてものが発生してしまうんです。”過労死”という言葉は日本語ですが、世界共通語”karoshi”として使われているんですよね、”sushi”と同じ感覚で。

つまり、”過労死”は”寿司”と同じく日本特有の言葉なんです。日本以外ではあり得ない話なんです。

確かに自分を犠牲にすることが素晴らしい時代もありました。でも、時代は変わりました。誰かのためにあなた自身を犠牲にする必要なんて無いんですよ。

「嫌なことから逃げてはいけない」の根拠は無い

質問します。

「なぜ嫌なことから逃げてはいけないの?」

冷静に論理的に答えられる人はいないでしょう。答えが返ってきたとしても

「俺が仕事を我慢してきたから家族は生活できるんだぞ。」

とか

「俺は我慢して頑張ってきたから昇級できた。だから逃げずに頑張ることは良いことなんだよ。」

という、その人の経験談しか出てこないと思います。

じゃあ結局その人の経験って正しいの?そんなこと誰にもわかりません。

もちろん、中には逃げずに立ち向かった結果幸せになった人もいるでしょう。でも、それはその人のひとつの経験でしか無いのですよ。しかも、”嫌な状況”と一言でまとめても、人によってその状況は全然違います。

そういった経験論がいつしか一般論にすり替わってしまったというのが現状なんです。

つまり、「嫌なことから逃げてはいけない」という言葉に根拠なんて無いんですよ。嫌なことから逃げずに生きてこれた人たちが勝手に一般論化しているだけです。

逆に逃げられなかった結果、不幸になってしまった人だって山ほどいるんです。先ほどお話した過労死なんてまさに最悪な結果です。

だから、「嫌なことから逃げずに生きてきた」という誰かの一経験が全てだと考えてしまうのは非常に危険なんです。

嫌なことから逃げるのは人間として当然の行動

あなたの目の前に猛毒を持つ蛇が現れました。どうしますか?

僕なら逃げます。なぜなら、死にたくないから。

アウストラロピテクスの時代から人類は嫌なことから逃げて生きてきました。

それが、自分の命をつなぐための本能だったからです。人類だけではありません。凶暴な猛獣だって命の危機を感じる火には近寄りません。

本来、嫌なこと(自分にとって危険なこと)から逃げるのは生物として当然の行動なんですよ。

それを我慢するというのは自分の本能に逆らうということです。本能に逆らうのってつらいですよね。

目の前にめちゃくちゃうまそうなうな重があっておなかペコペコなのに食べてはいけないってことと同じぐらいつらいです。

いつまでも本能に逆らってうな重を食べることを我慢してたらどうなります?そう、餓死してしまいますね。

じゃあ、いつまでも本能に逆らって嫌なことを我慢してたらどうなります?心が疲れ切ってしまうんですよ。最悪の場合、自ら命を絶ってしまいます。

本能が危険だと感知するからこそ、「嫌だなぁ」と思うわけですね。

ですから、嫌なことから逃げることは人間として当然の行動なのです。

嫌なことから逃げることができないのは他人の人生を生きているから

「逃げたい。逃げることは悪いことではないと思っている。」
「でも逃げられない…」

あなたはもしかしたら、このような状況なのかもしれません。

じゃあ、なんで逃げてもいいと思っているのに逃げられないんですかね。

それは、あなたが自分の人生を生きていないからです。言い換えれば、あなたが他人の人生を生きているからです。

つまり、人の目を気にしているから逃げられないんですね。

「大学を中退したいのに辞められない。だってがなんて思うか…」
「会社を辞めたいのに辞められない。だって、上司や同僚になんて言われるか…」

自分の決断なのに、人の目を気にしてしまっているから逃げられないんです。

あなたの人生はあなたのためにあるんです。他人の人生を生きる必要は無いんですよ。

「誰かになんて思われているか…」

なんて気にしなくていいんですよ。実際、あなたが逃げようが周りの人には全く影響はありません

僕も無職になったからと言って、親や兄弟に迷惑をかけることなんて無いし、友達との付き合いに変わったこともありません。

僕自身が嫌なことから逃げたとしても他人にとってはどうでもよいことなんです。

「でも、職場の人に迷惑がかかるし…」

大丈夫です。仕事というのはあなた一人が抜けても、変わりの人を採用するだけです。あなたの仕事も他の人がやってくれるのでうまく回ります。組織というのはそういうものです。職場に害はありません。

だから、他人の目を気にすることなんてないのです。あなたの気持ちに正直になってみてください。

案外、自分を貫けば周りの人は応援してくれますよ。

筆者の逃げの歴史

冒頭でちょこっとお話しましたが、僕は今までの人生嫌なことからはとことん逃げて生きてきました。

嫌な部活は辞めた

僕は高校時代まで陸上部で長距離をやっていましたが、大学に入学したとき、今までの自分とは縁の無かった武道系の部活に入部しました。

最初の頃は新鮮な気持ちで楽しくやっていたのですが、その内自分に合わないことが分かってきました。

武道をやる上で必要なのは胴体視力や瞬発力だったりします。でも、僕には両方ともありませんでした。

段々と部活が苦痛になってきました。防具も暑いし臭いし…

そして、夏の合宿が終わった後、僕はこの部活を辞めました。

やっぱり俺は陸上だなと思いまして、次に陸上部の扉を叩きました。

高校時代は陸上部員のメンバーに恵まれ、本当に楽しく毎日を過ごしていました。

しかし、大学の陸上部のメンバーは僕の求めていた雰囲気とは違いカタい雰囲気でした。

走ること自体は好きなのですが、空気がどうにも苦しかったです。

結局、どうしてもメンバーと打ち解けることができずに僕は3ヶ月程で陸上部も去りました。

嫌なアルバイトは辞めた

大学時代、一番最初に初めたアルバイトが食べ放題の焼肉店のホールスタッフでした。

初めてのバイトで最初は苦労しながらもやりがいを持って楽しくやっていました。余談ですが、このバイトで彼女もできました。

最初の頃は店長やバイトのメンバーに恵まれて楽しくやっていたのですが、ある日店長が変わったことで空気が変わりました。

段々とバイトが苦痛になってきました。結局1年半ほど続けて焼き肉店のバイトをあっさりと辞めました。

次に居酒屋のバイトを始めました。でも、こちらもムカつく先輩がいて、3週間程で辞めましたね。

次にとんかつ屋のバイトを始めました…いや厳密には採用が決まった次の日から行かなかったんですがね。なんか行きたくなかったんで。至上最速の0日バックレです。

嫌な仕事は辞めた

大学を卒業し、社会人として最初に勤めたのが食品製造の会社です。

毎日毎日残業で、夜勤もある交代勤務だったので自分の時間なんてありませんでした。たまの休日は疲れた体を休ませるだけでしたね。まさに働くために生きている状態でした。

会社のメンバーとの仲はかなり良かったので、僕にとってはブラックとまでは言えないですが、まぁ限りなく黒に近いグレー企業でした。

結局なんのために生きているのか分からなくなり、僕はこの会社をぱぱっと辞めて転職しました。

転職したのがIT企業です。IT企業には珍しく残業が少なく有給も取れやすいホワイト企業でした。

上司に恵まれていた時期は毎日が充実して、人生が本当に楽しかったです。

しかし、部署異動により相性の合わない上司に変わり、僕の仕事に対する情熱は失せて精神的に病んでしまいました。

結局仕事を続けることが難しくなって休職し、その後戻ることなく退職しました。

ここらの話は僕のプロフィールにも紹介していますので、良かったら見てみて下さい。

今まで嫌で逃げたこと全てが良かったと思う

我慢してきたことももちろんありますが、基本的にはこんな感じに嫌なことから逃げて生きてきました。

じゃあ、それで僕は後悔してるか?

いいえ、後悔なんて全くありません。むしろ全部逃げて良かったと思っています。

なぜなら、逃げたからこそ自分の世界が広がって自分の好きなことが見つかったからです。

大学時代の部活に関して言えば、陸上部を辞めてから僕は色々なサークルに参加してみました。そのときにゆるいランニングサークルに参加し、ロードバイクに乗っている友人が出来たことがきっかけで僕はトライアスロンと出会いました。

トライアスロンは他にやりたい人が居なかったので練習から大会出場まで僕一人でやっていたのですが、逆にこれがきっかけで一人で何かをやり通す達成感を知りました。この経験が僕に大きな自信をくれました。そのおかげで、僕は好きなことを見つけ自分らしく生きることができたのです。

バイトに関して言えば、辞めた後僕は大学生活が一気に楽しくなりました。それまでは「今日もバイトかぁ…」なんてことをいつも考えていて大学生活を楽しめていませんでした。

また、その後はビアガーデンやプールの監視員の短期バイトをやりました。これらは非常に楽しいバイトでした。新しい友達もできたし、非常に良い経験ができました。

社会人になってからの仕事に関して言えば、新卒で入社した食品製造業から転職したおかげで自分の時間が取れるようになり、再びトライアスロンができるようになりました。

最初の会社に勤めていたときは運動する時間なんてほとんど取れなかったので、ぶくぶくと太ってしまっていました。それが、トライアスロンを再開することで体が絞られてきて、自分の自信が戻ってきました

次のIT企業を辞めたことで、僕は精神的にかなり楽になりました。そして、ブログに出会うこともできました。来週からはスキー場のリゾートバイトをやることになっています。

また、新しい経験ができます。すごく楽しみだ。

もし、逃げていなかったら

もし部活を嫌々続けていれば、トライアスロンに出会うこともなく自分らしく生きられず苦しい大学生活を送っていたと思います。

もし焼肉店や居酒屋のバイトを嫌々続けていれば、ネガティブな気持ちで大学生活を続けていただろうし、ビアガーデンやプールの監視員のバイトを楽しむこともできませんでした。

もし仕事を嫌々続けていれば、働くために生きる生活が続いていただろうし、精神的に苦しい状態が今でも続いてつらい人生になっていたと思います。

嫌なことから逃げたから、僕は楽しい人生を手に入れることができているんですね。

逃げられずに不幸だった時期

基本的に嫌なことから逃げて生きてきた僕ですが、我慢して生きていた時期もありました。

中学時代の部活は顧問がクソで、毎日の部活が苦痛でした。ただ、中学生の僕に部活を辞めるという選択肢なんてありませんでしたね。

3年生の頃なんか、「早く最後の大会来い。引退してぇ」としか思っていませんでしたね。苦痛な部活を続けていた時期は不幸だったなと思います。

うつ病メンヘラ彼女の依存に我慢していた時期も毎日が辛かったです。これは魔力みたいなもので束縛されていたので、別れることができなかった。強制的に我慢せざるを得なく、不幸でした。

会社が辛かった時期も、精神的に限界がきて休職するまでは逃げることができずに毎日が辛かった。やっぱりこの時期も不幸だったと思います。

逃げずに良かったことはあるか

嫌なことから逃げられない時期もあった僕が振り返ってみて、じゃあ逆に嫌なことを我慢して良かったことがあるか、ちょっと考えてみました。

はっきり言って、我慢して良かったことなんて何も無いです。

なぜなら、嫌なことを我慢して何かをやっても、何も身に付かないからです。

人間、不思議なもので、自分からやりたいと思ってやることに対しては自分から学習して向上することができます。

今僕は自分がやりたくて、こうしてブログを書いているんですが、楽しくて仕方ないです。Webデザインの勉強や文章の書き方のコツなどを自分から進んで勉強しています。

でも、やりたくもないことを我慢しても向上心を持てないので何も成長しません。むしろ時間の無駄使いです。

逃げずに良かったことなんて何も無かったです。

筆者の言えることは「嫌なことからは逃げろ」ということ

僕は嫌なことから逃げて幸せになったし、嫌なことを我慢して不幸になりました。

だから、僕が言えるのは「嫌なことからは逃げろ」ということです。

逃げた先に必ず別の出会いと幸せが待っています。自分の好きなことに出会うまで逃げ続ける。そうしているうちに、自分に合った生き方が見つかるものです。

ただ、これも僕の一経験に過ぎません。あなたにとって最善の道はあなたが決めるしか無いのです。

まとめ

「嫌なことから逃げてはいけない」

という言葉は誰かの経験談でしかなく、根拠なんてありません。

逆に僕は嫌なことから逃げた先に必ず幸せを掴んでいました。

最近も嫌な仕事から逃げたばっかりです。でも、既にこれからの新しい自分の生き方にわくわくしています。

あなたがあなたらしく生きるためには、嫌なことから逃げることも必要なんです。

他人の目を気にせず、一度じっくり自分自身と向き合って考えてみるとよいかもしれませんよ。

 
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