あなたの職場に、メンヘラっぽい人はいないでしょうか。
メンヘラが職場にいるとチーム全体の業務効率が落ちることがあります。
なぜなら、メンヘラは自分の仕事を進めるどころか、他人の足を引っ張る存在になり得るからです。
僕自身、今まで仕事で関わった中で
「あ、こいつメンヘラだな」
と感じた人間が男女問わず、数える限りで5人います。
その5人に共通して言えることは、
「仕事ができない」
「職場の迷惑になる存在」
「逆にいない方がいいのではと感じさせる」
ということでした。
では、なぜメンヘラは仕事ができず、他人の迷惑になるような行為ばかりしてしまうのか。
また、もし職場にメンヘラな同僚がいて困っているならばどう対処すればいいのか。
今回はメンヘラの思考傾向と自身の経験とを照らし合わせて説明していきたいと思います。
目次
メンヘラが仕事ができない理由
まずはメンヘラが仕事ができない理由を見ていきましょう。
自分勝手で連携が取れない
まず、メンヘラは基本的に自分勝手です。
大半の仕事は上司や同僚とうまく連携を取りながら進めていくものです。
しかし、メンヘラは基本的に人を気遣うことができないので、同僚のスケジュールや仕事状況などを考慮することができません。
自分の好き勝手にいろいろと決めて動いてしまうので、職場からも疎まれることがほとんどです。
また、そのくせ同僚や上司が少しでも自分の状況を理解してくれないと怒り狂います。
「俺の仕事量がわかんねぇのか!」
「少しは気遣いしてくれませんかねぇ!」
みたいな感じ。
(もう他の人にあんたの仕事もやらせるから、さっさと帰ってくれねぇかなぁ)
とみんなが思っていることも少なくないです。
仕事で感情的になる
メンヘラは仕事中に感情をむき出しにしてくることがあります。
- ちょっとでも気に入らないことがあると、明らかに不機嫌そうな顔をする
- (特に後輩社員に対して)大したことでもないことで怒鳴りつける
- 仕事中に泣き出す
などなど。
まるで中学生ぐらいのガキんちょがそこにいるような感覚です。
そんな人間が、冷静にタスクをこなせるはずがありません。
それは周りの人間も理解しているため、大した仕事を与えられることもないのです。
だから、スキルは上がりません。
入社していつまで経っても、新人がやるような仕事ばかり任されているという状況も珍しくはありません。
それに対してまた不満を持ち、喚き出し、周囲に迷惑をかけるという悪循環になる可能性もあります。
仕事に感情を持ち込むことが、仕事ができない原因のひとつなのです。
上司や同僚の陰口を叩く
メンヘラは自分の思い通りにならないとすぐに不機嫌になります。
だから、普通に仕事しているだけで
「自分のやりたい仕事をさせてくれない」
「自分を評価してくれない」
と同僚や上司に、すぐに不満を持ちます。
しかし、メンヘラはその不平不満を本人に伝える勇気を持ち合わせていません。
なぜなら、メンヘラは自分に自信がないから。
だから、自分の話に同意してくれそうな同僚や後輩を見つけては、その人に
「あいつうざくね?」
と陰口を叩くんです。
また、その陰口に同意してくれないと、その人にも不満を持ち、また別の人に同じような陰口を言ったりします。
ですから、常に職場の誰かの陰口を言っているような状態になります。
そんな人間と仲良くなりたいと思う人はいませんから、メンヘラからはどんどん人が離れていき、職場でも孤立した存在になります。
メンヘラは周りに不満を持ち、陰口を叩くだけで円滑なコミュニケーションを取れないため、仕事ができないのです。
仕事の本質を理解していない
つまるところ、仕事ができないメンヘラは仕事の本質というものを理解していないことがほとんどです。
仕事というのは、自分のためにするものではなく、あくまで「誰かの助けになることをする」ことです。
言い換えれば、「自分が会社や人に対して何かしらの価値を与える」のが仕事です。
お金を受け取るのはあくまでその対価をもらっているだけです。
しかし、メンヘラは自分が受け取ることしか頭にありません。
それゆえに自分が与えられている役割やらなんやらを理解していないので、仕事ができないのです。
結局のところメンヘラは極度の自己中なんですよ。
仕事の本質を理解すれば、多少は仕事ができる人間になれるはずなんですけどね。
メンヘラ同僚の対処法
メンヘラが仕事ができない理由を見てきました。
一番良いのはこのような人間が職場にいないことですが、どういうわけか、どんな職場にも一人や二人はいるものです。
では、もしこういった仕事ができないメンヘラ人間が近くにいたら、どう対処すればいいのでしょうか。
できるだけ関わらない
まず何より大切なのは、メンヘラとはできるだけ関わらないようにすることです。
- 必要なこと以外は会話しない
- メンヘラの愚痴話は適当にあしらう
- プライベートの付き合いはすべて断る
などして、できるだけ距離を離すようにしましょう。
メンヘラは、自分にかまってくれる人間以外にはあまり寄り付きません。
もし、愚痴に同意したり、話を深く聞いてしまったりすると、
「こいつは自分のことを良く思っているんだな」
と勝手に勘違いし、付きまとわれる可能性があります。
できるだけメンヘラと関わらないようにすれば、仕事で邪魔をしてくる可能性も減りますので、多少なりともストレスは軽減されるのではないでしょうか。
何を言われても表面上だけ対処する
また、何を言われても、どんなことがあっても決して心を惑わされないことです。
前述した通り、メンヘラは中学生ぐらいの子供みたいなものです。
大人の一般常識が通じないと考えてもらった方が分かりやすいかもしれません。
だから、いちいちそんなメンヘラの言動で心を揺さぶられる必要はないんです。
イライラしたり、ムカついたりすることが多いと思いますが、そこはグッと堪えて
「子供だなぁ…」
「かわいそうな人だなぁ…」
と捉え、大人の対応をしましょう。
メンヘラと同じ土俵に立って、ケンカしたり口論したりすれば、あなた自身のレベルが落ちてしまいます。
「すみません、わたしが悪かったです」
と、こちらに非があるように謝っておけば、メンヘラは満足してとりあえずおとなしくなります。
厄介なことに巻き込まれる前にうまく表面上でいなして、回避しましょう。
上司に相談する
ただ、大人の対応をするといっても、限界があります。
どうしても、メンヘラの同僚を相手にするとこちらが我慢しないといけない場面が増えてきます。
これが非常にストレスでその状態のまま放っておくと、こちらのメンタルがやられてしまいます。
下手したら、それが原因で会社を辞める羽目になるかもしれません。
そうなる前に、まずは直属の上司に相談しましょう。
恐らく上司もメンヘラ同僚が問題視されていることは把握していると思います。
そのため、相談すれば配置転換など何かしらの対応をとってくれるはずです。
僕もかつてメンヘラの同僚と仕事をしている時期があって、そのときは精神的に追い込まれていました。
こりゃ我慢してたらヤバイなと思い、直属の上司に
「○○さん(メンヘラ同僚)とチームを組んで仕事するの勘弁してもらえませんか?」
「ノイローゼ寸前な状態です」
と相談したところ、すぐに対応してくれて、僕とメンヘラを別々の仕事に分けてくれました。
そのおかげでその後は落ち着いて仕事ができるようになりました。
ここで一番やってはいけないのが、自分ひとりで抱え込むことや、ただただ同僚や後輩に愚痴を垂らすことです。
メンヘラ同僚の問題を自分だけで解決するのはかなり難しく、不可能に近いです。
そのうち疲れ切ってしまい、仕事自体が嫌になってしまいます。
また、同僚や後輩に愚痴を垂らすのもできれば避けましょう。
愚痴を聞いた人はあまり良い気分がしませんし、問題の根本的な解決にはなりません。
さらにあなた自身のレベルを下げることにもなってしまいます。
やはり、直属の上司に相談するのが一番解決策になるのです。
もし、その直属の上司で困っているならば、さらに上の立場の人に相談すればよいです。
まとめ
職場にメンヘラがいると、他の仕事の邪魔になることがよくあります。
メンヘラは他のメンバーとうまく連携を取れず自分勝手なため、一緒に仕事をすると非常にストレスです。
そんなメンヘラ同僚にはあくまで表面上だけの付き合いだけにとどめておき、仕事と割り切って大人の対応をしましょう。
とはいえ、そんな状況をいつまでも我慢していてもこちらのメンタルがやられてしまいます。
なので、直属の上司に相談して、配置転換を検討してもらうなどの現実的な解決策を見つけていくようにしましょう。