今まで普通に仕事をこなしていたけど、何かがきっかけで仕事を辞めてしまい、ニートになってしまった。
そんな人は世の中にたくさんいます。
そして、ニートになるとお金の問題やらで実家に戻ることが多いでしょう。
僕も会社を辞めてニートになったときに実家に戻った人間の一人です。
たしかに実家暮らしをしていると余計な費用がかかりませんし、家事などの面倒なことをしなくても良いので経済的にも生活的にも非常に楽です。
数か月、一時的に実家に戻らせてもらうことは全然問題ないと思います。
仕事を辞めてしまうとひどい孤独感に襲われますから、そのケアにもなります。
ですが、このまま無職の状態で実家に居続けるとあなたの人生お先真っ暗になってしまうかもしれませんよ。
働いている社会人も可能ならば実家から出たほうが良いとは思いますが、それ以上に無職の人こそ一刻も早く実家から出るべきだと思います。
その理由を僕自身の経験からお話させてもらいますね。
目次
無職が実家から出るべき理由
では、なぜ無職やニートの人は実家から出たほうがいいのでしょうか。
行動力が極端に落ちる
無職実家暮らしが始まると徐々に行動力が落ちて行きます。なぜならば、仕事もせずに実家暮らしだとどうしても親に管理される生活になり、自己決定権が無くなっていくためです。
僕も実家にいた頃は、いちいち親から干渉され、自分で物事を決定することができない環境でした。
食べたいものも親が決めるので、家にいるのが嫌になったものです。
そして、行動の決定権が無い生活が慢性的に続くといつまで経っても自立できなくなってしまいます。
今はまだいいかもしれませんが、あなたの10年後20年後を想像してみてください。このままの実家暮らしをしていても大丈夫そうですか?
一方で無職の状態でも一人暮らしをしていれば、自分で考えて生活することができます。
何かとお金がかかりますが、結果的に一人暮らしをしたほうがその後の人生に良い結果を導いてくれます。
危機感が無くなる
実家暮らしをしていると、生活にかかる費用は限りなく少なく済みます。
ですが、反面なんとか生活できてしまうので、いつまでたっても無職の状態を打破しようとは思えなくなってしまいます。
つまり危機感が無くなってしまうんですね。
人間はもともと変化を嫌う生き物なので、「働いていないとだめだろうなぁ」と頭では分かっていても、危機感がないと現状を脱出するのが難しいんですよね。
結果として、だらだらと無職期間が長引いてしまう結果になりかねません。
お金の事情が苦しくとも、多少無理してでも実家を出てしまう方があなたの将来のためには良いと思います。
家族との関係が悪化する
そして、無職が実家暮らしを続けていて悪影響をがあるのは本人だけではありません。一緒に暮らしている家族にも影響を及ぼします。
どうしても無職の人というのはネガティブなオーラを出しがちです。そのオーラが家庭全体を暗くしてしまうんですね。
僕も無職で実家に住んでいた頃は、心なしか両親の仲が悪くなってしまっていた気がします。
結構なストレスを両親にも与えてしまっていたんじゃないかな?
もちろん、みなさんそれぞれご家庭の事情は異なるので、全ての家庭に当てはまることでは無いと思います。
ですが、長期的に無職実家暮らしを続けないほうがご家族との関係を良好に保つために良さそうな気はします。
無職が実家から出て得られるもの
では、無職が実家から出ると実際に何が得られるのでしょうか。
自己管理能力
親がなんでもやってくれた実家暮らしと違い、一人暮らしではなんでも自分で決めることになります。
寝る時間、ご飯を食べる時間、何を食べるか、どこに遊びにいくか、お金を何にどのくらい使うか…
上げていくとキリがありませんが、自分で決定していく生活を続けていく中で自己管理能力が身についていきます。
これが自立する上では最も大切なことです。
思考力
自己管理能力と似ているところになりますが、思考力が身につきます。
実家暮らしではある意味何も考えなくも、なんとなく生きていけます。
ですが、一人暮らしを始めると色々なことを自分で考えて生きていくことになりますよね。
人間は頭を使わないとどんどん老化していきますし、精力も失われていきます。
実家から出ることで、自分で頭を使う生活が始まりますので、徐々に脳も活発化されていくことでしょう。
正しい金銭感覚
税金やら光熱費、家賃やら、生活する上では多くのお金がかかります。世の中の人間はその環境の中で日々を生きているのですね。
実家を出ることで今まで自分とは無関係だと思っていたお金が必要だということを身をもって知ることができます。
そして、何にいくらお金をかけることで上手に生きていくかを自分で感じて身に着けることができます。
生きる意欲、物欲、行動欲、労働意欲
自分で考えて、自分で行動してという生活をしていると段々と毎日を生きるのが楽しくなってきてきます。
毎日が楽しくなってくると、人間不思議なことに
「あれが欲しい」
「これをしたい」
といった、物欲や行動欲が出てきます。欲望を満たすためにはもちろんお金が必要ですよね。
そうすると、「お金を稼ぎたい!」という欲望が現れ、それが労働欲に繋がってくるんですね。
労働欲が出てくれば、仕事探しを自分から進んで行うことができます。意欲的に仕事探しをするようになれば、内定を得ることはそう難しい話では無いでしょう。
個人的には実家から出る一番のメリットがこういった欲望を得ることだと思っています。
人間は欲望が無ければ何もできません。
ですから、もし、あなたが現在実家で無気力に生きているならば人間らしさを取り戻すためには、是非とも実家を出るべきだと思いますよ。
実家から出る方法
では、実家から出るといってもどうやって出ればいいのでしょうか。
まとまったお金が多少あることが前提にはなりますが、以下の2つの方法を僕はお勧めします。
お金が無いのならば、何がなんでも貯めてください。世の中、短期的にお金を稼ぐ方法はいくらでもあると思います。
治験のバイトなんかは結構有名な方法なのでは無いでしょうか?
短期契約のアパートに入る
一般的にアパート契約というと年単位の長期間契約が一般的だと思います。
しかし、これからどこでどんな仕事をするか未定の無職にとって、年単位でのアパート契約は結構ハードルが高いんですよね。
だから、実家を出ようにも出られなかった。しかし、実家にいてもだらけてしまう…
僕はこの悪循環にはまっていましたし、何とか抜けたいと思っていました。
そこで目につけたのが短期契約のアパートです。あまり知っている人は少ないかもしれませんが、月単位の短期間借りられるアパートがあるんです。
代表的なのはレオパレス」です。
(レオパレスのURLは以下になります。簡単に近所のマンスリーマンションや短期契約のアパートを探すことができるので、気になる方は一度ご覧ください。
お部屋探しはレオパレス21)
短期契約だと100日間という制限があるため、それまでに自分の方向性を決めなければなりません。
しかしそれが逆に良い刺激になります。
僕も実際に100日間レオパレスのアパートに住んでいました。
今、振り返ってもあれは自分を見つめ直す素晴らしい期間だったと思います。
無職が短期契約のアパートに入ることに関してはメリットしか感じません。
シェアハウスに入る
これは僕自身には経験が無いのですが、誰かと一緒にシェアハウスするという方法も良いと思います。
シェアハウスは一般的なアパートに住むのに比べてお金もそんなにかからないです。
それに誰かと一緒に暮らすことで良い刺激が貰えて、無職を脱出するきっかけになるかもしれませんよ。
ただし、誰かと暮らすことに抵抗のある人にはお勧めできないです。
僕もリゾートバイトの経験から誰かと一緒に暮らすことが苦手だと分かったので、この方法は取りませんでした。
心身ともに健康であることが前提
ここまで、無職の人は実家を出る方が良いというお話をしてきましたが、それは病気などを患っていないことが前提です。
僕は適応障害で会社を休職している時期や無職になってしばらくは、心に不安定なところがありました。
そのときは実家に思い切り甘えていました。
今では、心身ともに健康に戻ったので一人暮らしを再開しておりますが。
これもご家庭の事情がそれぞれあると思いますが、一人暮らしが厳しい状況にあるならば、実家に甘えてもいいと思います。
ただし、実家にいると逆に症状が悪化するパターンもあるので、どちらが良いかはあなた自身が決めるしかありません。
難しく考えず、実家にいたいかいたくないかを自分自身に問いかけてその答えに正直になるのが一番だと思います。
まとめ
無職実家暮らしが慢性化すると、どんどん無気力になっていき、自分らしく生きることが難しくなっていきます。
健康な無職な人は是非とも実家を出ましょう。
清々しい気分になりますよ~!
一人になることで自分と真剣に向き合えるので、おすすめです。