「メンヘラは他人にうつる」メンヘラが伝染する５つの原因とそのメカニズム

「メンヘラはうつる」

のような言葉を聞いたことがあるでしょうか？これは紛れもない事実です。

僕もメンヘラ彼女と過ごしている内に精神を病んでしまいました。幸い自身がメンヘラ思考になるまでに進展する前にぎりぎり別れることができましたが、精神はかなり病んでしまい適応障害になりました。

今ではなんとか元気を取り戻していますが、当時はかなり精神的に追いつめられていました。

なぜ「メンヘラはうつる」なんて言われるのでしょうか？その実体をご説明したいと思います。

メンヘラがうつる５つの原因

メンヘラはウイルスや細菌などの病原体が原因で発症するものではありません。ですから当然、風邪のように物理的にうつるものとは性質が異なります。

メンヘラがうつる原因は５つあります。

メンヘラのことを理解しようとして調べてしまう

最初はメンヘラのことなんて全く理解していなかった人たちが、メンヘラを理解しようとしてしまいます。

しかし、実はここに大きな落とし穴があるのです。

メンヘラを支える人はメンヘラが人が落ち込んでしまうのは仕方ないとちゃんと理解しています。だからどのように接して上げればよいのか知りたくて、メンヘラのことをもっと調べます。

そして例に漏れず必ずこのキーワードでGoogle検索します。

「メンヘラ彼女　接し方」

そこで色々なことを知ることになります。

• メンヘラ女に対して「がんばってね！」などの励ましの言葉は使ってはいけません。
• 弱音を吐いてきたら、反論せずに共感してあげてください。
• 「早くよくなってね」などの言葉でプレッシャーを与えてはいけません。

検索するとメンヘラとの接し方の記事が星の数ほど出てきます。

そしてメンヘラを支える人は今まで知り得なかったメンヘラの世界に足を踏み入れるのです。

メンヘラとの接し方が異常なほど慎重になり疲れる

「メンヘラにはこんなことを言ってはいけない」
「ちゃんと話を聞いてあげないと」
「こういうときは…こういう対応すればいいんだ」

支える人は調べた通りに接するようになります。

では、こういったアドバイス通りに接すれば必ずうまく行くのか。

答えはNOです。

良かれと思った言葉でメンヘラを余計に悲しませたり、怒らせてしまうことが必ず起こります。

そして、

「何でそんなこというの？最低だね…」
「やっぱり、私って生きてる価値無いんだね」

こういった予想外の返答がくることもあるでしょう。

ネット情報の通りに接することが必ずしも正解だと言えないのが現実なのです。

例えば、メンヘラに「頑張れ」と言ってはいけないということ。これが正しいとは限りません。

必ずしも一般的にダメと言われていることがダメ、反対に良いと言われていることが良いとは限らないのです。

ましてや一言にメンヘラと言っても、みんなそれぞれ違う人間です。その人本来の性格も関係しています。メンヘラが全員同じ思考回路を持っているわけではありません。

こういった理由で実際にメンヘラと接していると、何が正解で何が不正解なのかが分からなくなります。いや、そもそも正解も不正解も無いのかもしれません。

「とにかくこれ以上メンヘラを傷つけないようにしないと…」

そう思い、異常なほど接し方が慎重になってしまうのです。これが原因で支える人は疲れてしまうんです。

常にかまってあげないといけない

メンヘラは支える人に依存してしまいます。

常にLINEで連絡を取り合い、かまってくれないとすぐに泣いたり自虐行為に走ります。

これでは支える側は心が安まる暇がありませんよね。

支える人にも自分の生活や仕事があります。しかし、メンヘラのことがどうしても頭から離れないのです。これが非常に大きなストレスとなります。

ネガティブワードを毎日のように浴びせられる

「もう生きている価値が無いよ…」
「死にたい…」
「こんな私と一緒にいたくないよね？」

こういった言葉をメンヘラを支える人は毎日のように聞くことになります。

「そんなことないよ!」

そう言ってあげないと罵声を浴びせられることもあります。

こんなことを毎日毎日繰り返していたら、どうかしてしまいます。

メンヘラで仕方ないからと我慢してしまう

たまには文句も言いたくなります。しかし、実際に文句を言うと

「私のことを否定するんだね！」

なんてことを言われます。

メンヘラだから仕方ないかと我慢するようになってきます。

それが非常に窮屈に感じ、大きなストレスになります。

そして心身ともに疲れ切り、支えていた人もメンヘラ思考になる

このように様々なことが原因で、支える人は疲れ切ってしまいます。

支える人は自分のできることは精一杯やるんですよ。それでも一向にメンヘラは改善されない。むしろ束縛やネガティブな言動は増える一方。

そしていつしか精神に限界がきます。それでも限界を越えて支え続けた結果、どうにもならない絶望感と共にメンヘラになってしまうのです。

これがメンヘラがうつってしまうメカニズムです。実際にはうつっているのではなく、支える人が疲れ切ってしまい、新たにメンヘラが誕生するというわけなのです。

それがあたかもうつっているかのように見えるんですね。

親密な関係だからうつる

結局のところ、メンヘラはそれを親身に支えてるからこそうつってしまうものなんですね。

ですから友人関係のように、ある程度距離がある関係ならばうつることはありません。

究極的なところ、別に友人がメンヘラになっても自分にはそこまで関係ないですからね。親身にはなりません。

しかし、これが家族や恋人ならばそんなことはいってられません。これからずっと一緒に居続ける人ですから、どうしても親身になります。

だから「配偶者や恋人がメンヘラだと自分にもうつる」と言われているんですね。

メンヘラがうつらないようにするためには

それでは、配偶者や恋人がメンヘラになってしまったら、どのように対応すればよいのでしょうか。

関わりを絶つ

一番の方法がメンヘラと関わらないことです。恋人なら別れるなどして、とにかく関わりを絶つことです。

配偶者がメンヘラで支えるのが限界になったら、離婚することも視野に入れるべきです。

もちろん、これは簡単な話ではありませんし、すぐに決意できることではありません。

しかし、もしあなたの脳裏に「別れ」の二文字が浮かんでいるならば、すでに関係は破綻していると考えて良いでしょう。

いずれそのときはやってくると思います。それなら早い方がいいです。

僕も、もっと早くから関係を絶つことができていれば、適応障害になるまでに病むことは無かったと思います。

普段通りに接する

「関係を続けていきたい」
「これからも一緒に居たいし支えて上げたい」

そう思う人も多いでしょう。僕も自身が病むまではこう考えていました。

また、親や子供ならば関係を絶つなんて考えられないでしょう。そのときは一緒にいてあげることになりますよね。

では、ずっと一緒にいることを前提とした場合、どのように支えていけばいいのでしょうか。

難しく考えなくても大丈夫です。いつも通りの接し方をしてあげてください。何も特別なことをする必要はありません。

前述の通り、メンヘラがうつるのは支える人がメンヘラの気持ちに移入することが原因です。

ですから、支える上で大切なのは必要以上にメンヘラの気持ちを理解しようとしないことです。

また、メンヘラの中には自分が特別扱いされることに引け目を感じてしまう方もいます。

適度な距離感を持って、自分と同じ立場の人として接してあげてください。

これができればメンヘラとも問題無く一緒にいられるようになります。

まとめ

メンヘラがうつる原因についてまとめると、

1.メンヘラについて調べて接し方を学んでしまう
2.接し方を調べてもうまく行かずにストレスをためてしまう
3.心を束縛され、常にかまってあげないといけなくなり離れることができなくなる
4.支える人は日に日に辛くなってくる
5.しかし、支える人は「メンヘラだから仕方ない」と我慢してしまう
6.極度の我慢の結果、支える人自身の心が崩壊してメンヘラとなる

このようなメカニズムになっています。

そして支える人が親身になればなるほど、メンヘラがうつる可能性が高くなります。

ですから、支える人は必要以上にメンヘラに親身にならなくてもいいんです。

それでもどうしてもつらくなってしまい、支えきれないときがあります。

そうなってしまった場合はメンヘラとは関わらないのが一番なのです。

あなた自身を一番大切にすることが何よりも大切です。

一見残酷な意見に聞こえますが、結果的にこれがメンヘラのためにもなるのです。

もし、あなたの恋人がメンヘラであなた自身がひどく苦痛を感じているのなら、別れを選択することは何も悪いことではありません。

メンヘラに同情する気持ちは本当によくわかります。

しかし、

あなた自身を一番大切にしてください。

メンヘラ彼女と関わり精神がやられてしまった僕の願いです。

無理しないようにね～。

 
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